49歳・3人の子どもを育てる主婦。税理士事務所でフルタイム勤務しながら、投資歴8年(NISA・個別株)。大学費用は「投資に頼らず貯蓄で準備」を18年続けてきました。長男は2026年春に大学入学、長女・次女も積み立て継続中。
・子ども3人分の教育費の総額イメージ(進路別シミュレーション)
・「いつ」出費が重なるかのキャッシュフロー感覚
・わが家が18年続けた、シンプルな貯め方の仕組み
・補助金を使った後に「それでも自分で用意する額」
・投資は貯蓄の土台ができてから、という順番の話
「子どもが3人いると、教育費っていくらかかるの?」
正直、私も最初は怖くて試算できませんでした。でも計算しないほうがもっと怖い。わが家が腰を据えて向き合ったのは、末っ子の次女が生まれた年のことです。
この記事では、わが家3人のリアルな状況をベースに、いくつかのルート別の試算をまとめています。「うちはどのくらいかかるんだろう?」という方に、少しでも参考になれば嬉しいです。
まず、わが家3人の今の状況
記事を読んでいただく前に、わが家の子どもたちの現状をお伝えしておきます。
わが家の方針は「大学費用の基礎は投資に頼らず貯蓄で準備する」。1人あたり400万円を目標に、18年かけて積み上げてきました。長男はそのゴールにたどり着き、長女・次女も同じ仕組みで続けています。
正直に言うと、貯蓄を選んだのは「当時、投資のことをよく知らなかったから」という部分が大きいです。今の知識があれば、全額ではなくても月1万円くらいは投資信託に回していたと思います。ただ「大学費用の基礎は確実に守る」という考え方は今も変わっていません。→ 私が18年前に戻れるなら選ぶ教育費準備の方法
子ども1人あたりの教育費の目安
文部科学省・日本政策金融公庫のデータをもとにした、1人あたりのおおよその総額です。幼稚園〜高校の「学校教育費」に加え、塾・習い事・受験費用などの「学校外費用」も含めた概算です(仕送りなど生活費は含まず)。
| 進路パターン | 幼〜高(目安) | 大学4年(目安) | 合計 |
|---|---|---|---|
| すべて公立・国公立大 | 約596万円 (学校のみ 約252万円) |
約243万円 | 約839万円 |
| 公立中心・私立大(文系) | 約596万円 (学校のみ 約252万円) |
約430万円 | 約1,026万円 |
| 公立中心・私立大(理系) | 約596万円 (学校のみ 約252万円) |
約550万円 | 約1,146万円 |
| すべて私立・私立大 | 約1,976万円 (学校のみ 約750万円) |
約430〜550万円 | 約2,406〜2,526万円 |
💡 幼〜高の金額は文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」の15年合計。カッコ内は授業料・給食費など学校に直接払う費用のみの額です。差額がそのまま塾・習い事・受験費用などの学校外費用にあたります。家庭の方針次第でここは大きく変わるので、あくまで目安として見てください。
最初に596万という数字を見たとき、「うちはそんなにかかってないのでは?」と思いました。でも振り返ると、チャレンジ・水泳・お絵かき教室・ダンス教室・そろばん・公文・学習塾……。ひとつひとつは月数千円〜1万円台でも、15年分を積み重ねると、気づかないうちに使っていたんですよね。「かかってる感覚がないまま、平均くらい使っていた」というのが正直なところです。
【3人分シミュレーション】進路ルート別の総額
これが3人になると、どうなるか。わが家と似たようなパターンを中心に3つ試算しました。
| 子ども | 幼〜高 | 大学 | 小計 |
|---|---|---|---|
| 長男 | 公立 596万円 | 国公立 243万円 | 839万円 |
| 長女 | 公立 596万円 | 国公立 243万円 | 839万円 |
| 次女 | 公立 596万円 | 国公立 243万円 | 839万円 |
| 合計 | 約 2,517万円 | ||
| 子ども | 幼〜高 | 大学 | 小計 |
|---|---|---|---|
| 長男 | 公立 596万円 | 私立理系 550万円 | 1,146万円 |
| 長女 | 公立 596万円 | 私立文系 430万円 | 1,026万円 |
| 次女 | 公立 596万円 | 未定(国公立〜私立) | 839〜1,146万円 |
| 合計 | 約 2,900〜3,300万円 | ||
💡 わが家に近いパターンです。長男は400万円で大学費用の計画が整っていますが、長女・次女の大学進路はまだわかりません。「もし私立に行くなら」という備えを頭に入れながら積み立てを続けています。
3人目が生まれた時点では「3人とも公立で国公立大学なら2,400万円台でおさまるかな」と思っていました。でも子どもは親の希望どおりには育たない(笑)。3人とも小中は公立でしたが、実際、長男は私立大学へ、長女は私立高校へ進みました。次女はまだ中学2年生……どうなることやら、です。「最悪いくらになりうるか」を早めに知っておくと、想定外にも慌てずに済みます。
「いつ」出費が重なるか:わが家のヤマ場
総額と同じくらい大事なのが「いつ集中してかかるか」です。3人いると、受験・入学が重なる年が必ず来ます。
わが家は長男・長女が2歳差、長女・次女が3歳差。これから来るヤマ場は長女の大学入学と次女の高校入学が重なる時期です。1年間に払う費用として一番大きいのは大学。私立大学の年間授業料は100万円前後。それが2人分重なるかもしれないと考えると、正直かなり怖い。しかも家から通うかどうかも、今はまだわかりません。だからこそ、先が見通せないうちに「とりあえず1人400万円」という目標を決めて、早めに積み立てを始めました。その仕組みについては別記事に詳しく書いています→ 18年計画で長男400万円達成した話
補助金・奨学金を使うと実質いくら?
現在は高校・大学への支援制度が充実しています。ただ、制度を使ったあとでも自己負担は残るのが現実です。
- 高校:高等学校等就学支援金(公立約12万円/年・私立最大約39.6万円/年)
- 大学:多子世帯授業料等無償化(2025年〜、3人以上の子を持つ世帯が対象)
各制度の詳細・わが家の申請体験は別記事にまとめています→ 私立高校無償化&大学多子世帯奨学金まとめ
補助金は「もらえたらラッキー」くらいのスタンスでいる方が安全です。制度は変わることもあるし、所得制限で対象外になることもある。わが家も「補助金ありき」の計画はせず、自分で積み上げた貯蓄を基礎に、補助金はプラスαとして受け取る考え方でいます。
わが家が18年続けた、シンプルな4つの仕組み
難しいことは一切していません。「仕組みを作って続けた」だけです。
児童手当・出産祝い・入学準備金・各種給付金は、生活費には一切回さず、すべて子ども名義の専用口座に入れました。「もらったら即、子どもの未来へ」がわが家のルールでした。
専用口座を作るだけで「このお金には手をつけてはいけない」という意識が自然と生まれます。通帳の残高が増えるのが地味にモチベーションになりました。
意志の力では18年は続きません。自動で引き落とされる設定にしておけば、毎月の意思決定がゼロになる。「考えなくても貯まる」状態にすることが、長続きの一番の秘訣でした。
400万円のうち100万円は学資保険で準備しました。月々約5,000円、18歳で確実に100万円が受け取れる安心感は他では代えられません。
シンプルですが、この仕組みを18年続けた結果、長男は18歳時点で400万円を達成できました。長女・次女も同じ方法で積み立て継続中です。
「貯蓄」の土台ができたら、「投資」の話
大学費用の基礎は貯蓄で守る——それはわが家の変わらない方針です。ただ、貯蓄だけでは3人分2,000万円超を全部まかなうのは容易ではありません。
わが家は「大学費用は貯蓄」「老後資金・もしもの備えはNISA」と役割分担しています。NISAを始めて7年が経ち、コロナショックも経験しましたが、積み立てをやめなかったことで回復の恩恵を受けられました。
投資は「貯蓄という土台の上に乗せる上乗せ分」という位置づけ。まず月々の積み立ての仕組みをつくり、その次のステップとして考えるのが私のおすすめの順番です。
「投資って本当に増えるの?」と思っていた私が、オルカン積立を6年続けた結果、約298万円の積み立てが評価額約508万円(+210万円)になりました。もちろん元本割れのリスクはありますが、長く続けることで時間が味方になった実感があります。→ オルカン積立6年間の実績を公開
子ども3人の教育費を準備してきた私が思うこと
教育費は早く始めるほど有利です。ただし、全額を投資にする・全額を貯蓄にする、という極端な方法でなくても良いと思っています。
私自身が18年間教育費を準備してきた経験から、「今ならこうする」という方法を具体的な金額でまとめました。
まとめ:3人分の教育費、早めに数字を知っておくだけで変わる
- 教育費は進路次第で大きく変わる。早めに数字を把握しておくだけで心の余裕が違う
- 「いつ」重なるかを早めに把握して、逆算して仕組みをつくるのがポイント
- わが家は貯蓄を基礎に18年続けて長男は400万円達成。長女・次女も継続中
- 貯蓄の土台ができたら、投資(NISA)は「上乗せ分」として別枠で考える
数字を見て「こんなに!?」と思う気持ち、よくわかります。私もそうでした。でも怖くて目をつぶっているより、早めに向き合った方が選択肢が広がります。ぜひ参考にしてもらえると嬉しいです。
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※本記事には広告・アフィリエイトリンクが含まれています。掲載している金額・制度の内容は最終更新時点の情報です。最新情報は各公式サイトでご確認ください。投資は自己責任でお願いします。元本割れのリスクがあります。

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