※子ども3人家庭のリアルなお金の話です
「有名な大企業だから、倒産はしないはず」
そう思って買った株が、14日後に-73%になっていました。
2017年、私はタカタの株を買いました。すでにリコール問題がニュースになっていたのに。
結果、95,800円が25,200円になり、70,600円を失いました。
しかも、売りたくても売れない。
ストップ安が続いて、アプリを開いても注文が通らない恐怖の日々。
今日は、その失敗をすべて正直に公開します。
同じ失敗をしてほしくないから。
そして、「知っていても防げない罠がある」ということを知ってほしいから。
目次
タカタという会社を知っていますか?
タカタ(銘柄コード:7312)は、自動車用エアバッグやシートベルトなどの安全部品を製造する日本の大手メーカーでした。
「命を守る部品」を作っている会社です。
2017年当時、すでにエアバッグの欠陥によるリコール問題が大きなニュースになっていました。エアバッグが誤作動して死傷者が出るという、深刻なリコールです。
私もそのニュースを見ていました。知っていました。
でも、こう思ったんです。
「大手企業だから倒産はしないはず」
「リコール問題もいつか落ち着くはず」
「むしろ今、株価が下がっているのは買いチャンスじゃないかな」
これが、私の判断ミスの始まりでした。
買った瞬間、正直「うまく買えた」と思っていた
投資した金額
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 購入日 | 2017年6月8日 |
| 購入単価 | 479円 |
| 購入株数 | 200株 |
| 投資金額 | 95,800円 |
当時の最高値からは大きく下落していたので、「安値で仕込めた」という感覚がありました。
株式投資では「落ちるナイフをつかむな」という格言があります。急落中の銘柄を「安い」と思って買ってしまう、よくある失敗パターンです。
そのときの私は、まさにその格言通りのことをしていました。
14日後、恐怖の展開が始まった
ストップ安で売れない
株を買った数日後、株価はさらに下落し始めました。
「あれ、おかしい。もっと深刻な問題だったのかな」
不安になってアプリを開くと、株価がストップ安になっていました。
📌 ストップ安とは?
株価が1日に下落できる限度(値幅制限)まで下がった状態。売りたい人があふれて買い注文がつかず、売ることができない。
売ろうとしても、売れない。
翌日も、売れない。
「いくらになってもいいから売りたい」と思っているのに、売れない。
株式投資を始めて初めて経験した、あの無力感は今でも忘れられません。毎日アプリを開いては、ただ数字が下がっていくのを見ていました。
そして倒産のニュースが
2017年6月22日、タカタが民事再生法を申請しました。事実上の倒産です。
その日、私は慌てて売り注文を入れました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 売却日 | 2017年6月22日 |
| 売却単価 | 126円 |
| 売却金額 | 25,200円 |
買ってからわずか14日のことでした。
損益の数字をすべて公開します
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 投資額 | 95,800円 |
| 売却額 | 25,200円 |
| 損失額 | ▲70,600円 |
| 損失率 | ▲73.7% |
95,800円が25,200円になりました。
70,600円を、14日間で失いました。
なぜこうなったのか。2つの判断ミス
① 「大企業だから倒産しない」という思い込み
タカタは業界大手でした。でも、大企業でも倒産します。
リコールによる賠償額が会社の体力を超えてしまったのです。
「有名な会社=安全」は、株式投資においては成り立ちません。
② 「問題の深刻さ」を正確に把握できなかった
リコールがニュースになっていることは知っていました。
でも、その問題が会社の存続にどう影響するか、最悪どうなるか、まで考えが及んでいませんでした。
リスクを知っていることと、リスクの大きさを正確に理解することは、まったく別のことでした。
「なんとかなるはず」という根拠のない楽観が、判断を狂わせました。
この失敗から変えたこと
タカタの経験は、私の投資姿勢を変えました。
この失敗の後も、個別株は続けました。三菱商事や丸紅で大きく利益が出た経験もあります。
でも、タカタを経験してから「会社の存続に関わる問題(リコール・不祥事・赤字続き)を抱えている銘柄には手を出さない」という自分なりのルールができました。
その積み重ねが、今の投資スタイルにつながっています。あの14日間の恐怖がなければ、今の私はなかったと思います。
これから投資を始める方へ、私からのメッセージ
個別株は、企業を深く調べる時間と知識が必要です。私のように「有名な会社だから大丈夫」という判断は、大きな損失につながることがあります。
私の経験から言える、今のところの結論はこうです。
初心者の方には、まずインデックスの投資信託をおすすめします。
特定の1社に賭けるのではなく、世界中の何千もの企業に自動で分散投資できる。積立NISAで毎月自動購入すれば、ストップ安の恐怖も、倒産の恐怖も、ほとんど関係ありません。
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まとめ
- タカタ株:95,800円 → 25,200円(▲70,600円 / ▲73.7%)
- リコール問題を知っていたのに「大手だから大丈夫」と判断を誤った
- ストップ安で売ることもできず、倒産ニュースで慌てて売った
- 学んだこと:会社の存続に関わる問題を抱えている銘柄には手を出さない
- 初心者へのおすすめ:まずはインデックスの投資信託から始めてほしい
失敗は恥ずかしいけれど、同じ失敗をしてほしくないから公開しています。
これから投資を始めるあなた、または個別株に興味があるあなたに、この体験が少しでも参考になれば嬉しいです。
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※投資は元本保証ではありません。余裕資金の範囲内で、自己責任でお取り組みください。

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