車の買い替えが予定外の出費に。ローンを組まず「どの財布から出すか」を決めた話

家計・節約

※子ども3人家庭のリアルなお金の話です

13年、16万キロ乗った車が、そろそろ限界かもしれません。

本当は20万キロまで、長男が大学を卒業するくらいまでは乗りたかった。まだ乗れると思っていました。だから今回の買い替えは、我が家にとって完全に予定外の出費です。

わかっていた出費なら、コツコツ積み立てて備えられます。でも「予定外」はそうはいきません。まとまったお金を、どこから出すのか。今日はその、我が家の考え方をそのまま書いてみます。

正解ではありません。「我が家の場合はこうした」という一例として、読んでいただけたらうれしいです。

まず決めたこと。車のローンは組まない

最初に決めたのは、車のローンは組まないということでした。

これは我が家の性格のようなものです。実は少し前に、住宅ローンを完済したばかりでした。夫の退職の時期に合わせて、収入が減る前に返し終えておきたかったからです。

収入が減っていくのに、毎月必ず返さなければならないものに追われる。それが私にはどうしても不安でした。だから、借金のない状態にしておきたかった。

その気持ちは、車でも同じです。せっかく住宅ローンから解放されたのに、また新しいローンを抱えるのは、私にとっては安心とは逆の方向でした。金利や損得の計算より前に、「追われたくない」という気持ちを優先しました。

💡 我が家の前提

ローンが得か損かは、金利や家庭の状況で変わります。ここに書くのは「損得」ではなく、「借金に追われるのが不安な私が、どう考えたか」です。ローンを組むこと自体を否定する話ではありません。

もし、ローンを組む場合でも、私はできるだけ少なく借りるのがいいと思っています。

少し前のマイナス金利の頃は、「お金は借りて、手元の資金は投資に回すほうが得」という考え方もよく聞きました。でも、金利のある時代に戻ってきた今は、借りる額はできるだけ小さいほうが、私は安心だと感じています。

とはいえ、我が家の場合はそもそも「追われたくない」という気持ちが一番。だから今回は、組まない選択をしました。

じゃあ、どの財布から出すのか

ローンを組まないと決めたら、次の問題は「どこからお金を出すか」です。

我が家にはいくつかのお金の置き場所があります。生活防衛資金、子どもの教育資金、そして投資(投資信託と個別株)。この中で、どれに手をつけて、どれは守るのか。順番を決めました。

① 生活防衛資金は、使わない

まず、生活防衛資金には手をつけません。

これは「もしも」のための備えです。病気、失業、災害。そういう、本当に困ったときのためのお金なので、車の買い替えでは動かさないと決めています。ここを崩してしまうと、家計の一番の安心がなくなってしまう。防衛資金は、最後まで触らない一線です。

👉 我が家の生活防衛資金の考え方はこちら

② 次女の大学資金を使う(あと4年ある)

今回、メインで使うことにしたのは、中2の次女の大学資金です。

「教育資金に手をつけるの?」と思われるかもしれません。でも、次女が大学に入るまでには、まだ4年あります。この4年という時間が、今回のポイントでした。

今すぐ全額が必要なお金ではない。だから一度使っても、入学までに立て直せる。時間があるからこそ、ここを動かせると考えました。

③ 足りない分は、個別株から売る

それでも足りない分は、投資を取り崩します。ただし、売る順番を決めています。

我が家は投資信託(オルカン)と個別株の両方を持っていますが、売るなら、まず個別株からです。

理由は、投資信託を最後まで残したいからです。投資信託は、世界中に分散されていて、時間をかけてゆっくり育っていきます。4年あれば、その間にも育ってくれる可能性がある。だから、育つ力のある投資信託はできるだけ長く持っておきたい。先に手放すのは、値動きの大きい個別株のほうにしました。

📌 我が家の「売る順番」

個別株 → 投資信託、の順で取り崩す。投資信託は時間をかけて育つので、できるだけ長く残したいから。この考え方は、これまでの投資の失敗と成功から私がたどり着いたものです。

④ それでも足りなければ、投資信託にも手をつける

個別株を売っても足りなかったら、そのときは投資信託にも手をつけます。

投資信託は「絶対に触らない聖域」にはしていません。子どものために必要なら、育てているお金でも使います。次女の教育資金が足りなければ、そこは迷わず取り崩す。

我が家には、譲れないルールが一つあります。きょうだいで差はつけない、ということです。上の子にかけたなら、下の子にも同じだけ。次女にお金が足りないという状況は、作らない。そのためなら、育てている投資信託を崩すことも、私の中では順番の最後に、ちゃんと入れてあります。

崩したら、終わりじゃない。4年で立て直す

ここまで読むと、「教育資金を崩して大丈夫なの?」と心配になるかもしれません。

でも、今回いちばん大事にしたのは、「崩して終わり」にしないことでした。使った分を、次女の入学までの4年で立て直す。その計画があるから、動かせたんです。

実は最近、我が家の毎月の支払いが、少し軽くなりました。

✅ 毎月の支払いから消えた「6万8千円」

  • 住宅ローンの完済で …… 約3万8千円
  • 高校無償化で …… 約3万円

合わせて、毎月約6万8千円が、支払いから消えました。

この6万8千円は、今まで出ていったお金です。それがまるまる浮いた。ここに、車のために止める投資信託の積立分も加わります。

車の支払いのあいだ、投資信託の毎月の積立は、いったんストップします。そのストップした分と、浮いた6万8千円。これを次女の教育資金として、4年かけて積み直していく。そういう計画です。

ここで一つ、安心していることがあります。積立を止めても、これまで積み立ててきた分は、運用が続いて育っていきます。新しく買うのをお休みするだけで、すでに持っている投資信託は世界経済とともにゆっくり成長を続けてくれる。だから「積立をストップする=投資が止まる」ではないんです。この安心感があるから、迷わず一時ストップを選べました。

👉 住宅ローンを完済した話はこちら
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予定外の出費は、たしかに痛いです。でも「どこから出して、どう戻すか」の順番さえ決めておけば、慌てずにすみました。お金そのものより、順番を決めておくことが、我が家の安心になっています。

車そのものも、身の丈に合わせて選びました

どこから出すかと同じくらい大事にしたのが、どんな車を選ぶかでした。

選んだのは、我が家の生活スタイルと、身の丈に合った1台です。見栄で背伸びをするのではなく、日々の暮らしにちょうどいいもの。そして、買ったあとにかかるお金まで考えて、ガソリン代も抑えられるハイブリッド車にしました。

車は、買って終わりではありません。ガソリン代、税金、車検と、乗っているあいだずっとお金がかかります。だからこそ、本体の値段だけでなく、乗り続けるあいだのコストまで含めて選びたかった。

これから相見積もりを取りながら、削れるところは削って買うつもりです。予定外の出費だからこそ、慌てて言い値で決めるのではなく、できるところはきちんと見直す。そういう買い方をしたいと思っています。

まとめ|我が家の、予定外の出費の向き合い方

  • 車のローンは組まない(借金に追われるのが不安だから。組むにしても少なく)
  • 生活防衛資金は、最後まで使わない
  • 次女の大学資金を使う(入学まで4年あるから戻せる)
  • 足りない分は個別株から売る(投資信託は育つので残す)
  • それでも足りなければ投資信託も崩す(きょうだいで差はつけないから)
  • 積立を止めても、積んだ分は育ち続ける
  • 浮いた月6万8千円+積立ストップ分で、4年かけて立て直す
  • 車は身の丈に合わせて・ランニングコストまで考えて選ぶ

これが正解かどうかは、正直わかりません。もっと上手なやり方もあると思います。

でも、我が家にとっては「借金に追われない」「きょうだいで差をつけない」「崩しても4年で戻す」——この3つが守れる形が、いちばん安心できるやり方でした。

予定外の出費に頭を抱えている方の、考え方のヒントになれば、うれしいです。

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※投資は元本保証ではありません。売却の判断はご家庭の状況によって異なります。あくまで我が家の一例として、余裕資金の範囲内で、自己責任でお取り組みください。

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