iDeCoとNISAどっちがいい?主婦の私がNISAを選んだ理由【体験談】

投資(NISA・株)

※この記事の情報は最終更新時点のものです。制度は変更される場合があります。

📝 2026年10月更新:2027年1月からのiDeCoの掛金上限の引き上げを追記し、節税額の目安を今の上限額で計算し直しました。

「iDeCoってなんか節税できるって聞いたけど、NISAとどう違うの?」

友人からそう聞かれることが増えました。

ある日の会話のこと、

「NISAで積み立てていたんだけど、暴落したとき怖くて売っちゃったんだよね。iDeCoなら引き出せないから、強制的に持ち続けられるじゃない。節税もできるし、やっぱりiDeCoのほうがよかったかな」

友人の話を聞いて、私もiDeCoについてちゃんと調べてみることにしました。

私自身も最初は投資が怖くて、なかなか動き出せませんでした。
👉 投資が怖い主婦が動き出したきっかけ

「非課税で運用できるのはNISAも同じじゃないの?」「節税できるってどういうこと?」

調べるうちに、ふたつの制度は非課税になる場所が全然違うことがわかってきました。

今回は、私が調べて理解したこと、そしてそれでも私がNISAを選んだ理由を正直に書きます。

NISAとiDeCoは「どこが非課税か」が違う

まずここを整理しないと、比較できません。

積み立て時(入口)運用中受け取り時(出口)
NISA普通に購入(特典なし)運用益が非課税 ✅非課税 ✅
iDeCo所得控除で税金が減る ✅運用益が非課税 ✅退職所得控除・公的年金等控除の対象

NISAは「出口が非課税」。

iDeCoは「入口で税金が減る」のが大きな特徴です。受け取り時は課税対象になりますが、退職所得控除や公的年金等控除が使えるため、実際には税金が発生しないケースもあります。

友人が言っていた「節税」というのは、iDeCoの入口の節税のことです。

毎月積み立てた金額が所得控除になるので、その年の税金が減ります。節税された分は年末調整や確定申告で手元に戻ってきます。

ただし、積み立てたお金本体は60歳まで引き出せません。

iDeCoは税制上の優遇が手厚い制度です。ただし、受け取り方や状況によって税負担が変わるため、必ずしも全額がそのまま得になるとは限りません。自分のライフプランに合っているかどうかが大切です。

iDeCoの節税、実際いくら得なの?

「でも節税できるならお得じゃないの?」と思いますよね。

節税額は所得税率によって大きく変わります。

企業年金のない会社員・パート(厚生年金に加入)の今の上限、月2.3万円(年27.6万円)を積み立てた場合の節税額の目安です。

年収の目安所得税率住民税年間節税額の目安
〜300万円台5〜10%10%約4〜5.5万円
600万円以上20〜23%10%約8〜9万円

所得税率が高い人ほど、節税効果が大きくなります。

※実際の節税額は扶養状況や各種控除によっても変わります。
※所得税・住民税がかからない、または少ない方(専業主婦や扶養内のパートなど)は、入口の節税メリットも小さくなります。

私は扶養を外れていて、年収は〜300万円台。
上限いっぱいの月2.3万円を積み立てても、節税は年間4〜5.5万円ほどです。

「お、けっこうあるじゃん」と思いました。最初は。

でも、ここで大事なことがあります。

節税した4〜5.5万円は「今年の税金が減る」。でも、積み立てた27.6万円は60歳まで使えない。

そして受け取るときにも控除の範囲内に収まるかどうかは、その人の状況次第です。

「まるごとお得」とは言い切れないんです。

【2027年1月から】iDeCoの掛金の上限が上がります

iDeCoは制度改正で、2026年12月分の掛金(2027年1月の引き落とし)から、上限額が大きく引き上げられます。

働き方今(月額)2027年1月引落分から(月額)
会社員・パート(企業年金なし)2.3万円6.2万円
会社員・パート(企業年金あり)2.0万円企業年金と合わせて6.2万円
自営業・フリーランス6.8万円7.5万円

あわせて、加入できる年齢も、条件を満たせば70歳未満まで広がります。

掛金を増やせば、そのぶん節税額も大きくなります。
ただし、60歳まで引き出せないお金も、同じだけ増えるということです。
上限が上がっても、このルールは変わりません。

※掛金を増やしたい場合は、自分で変更の手続きが必要です。くわしくは加入している金融機関の案内を確認してください。

それでも私がNISAを選んだ理由

調べれば調べるほど、iDeCoは制度としてよくできていると思いました。節税メリットも本物です。

でも調べた結果、やっぱり私にはNISAが合っていると確信しました。

① 60歳まで引き出せないことがリスクに感じた

いざというときに使えるお金がほしい。

子どもがまだ3人いて、教育費がこれからかかる時期です。「絶対に使わないお金」とは言い切れなかった。

NISAならいつでも引き出せます。その安心感は、私には必要でした。

② この先、投資の方法が変わるかもしれない

投資って、ライフステージによって見直したくなることがあります。

何十年先のことは誰にも見通せない。そんな中で、長期間お金を縛られることへの不安が拭えませんでした。

柔軟に対応できる制度の方が、私には合っていると思いました。

③ 制度が変わるリスクも怖かった

実際、iDeCoは受け取り時の退職所得控除に関するルールが見直されるなど、制度変更も行われています。2027年からの掛金上限の引き上げのように、良い方向の変更もあります。

ただ、60歳まで引き出せないということは、その間にルールが変わっても対応できません。それも不安のひとつでした。

わが家のNISAの積立額の決め方は、こちらの記事に書いています。
👉 NISAは月いくら?わが家は「金額」より「時間」で決めた

iDeCoが向いている人もいます

NISAを選んだ私ですが、iDeCoが合う人も確実にいます。

公平に書きます。

iDeCoが向いている人

  • 老後資金として60歳まで絶対に使わないと決めている人
  • 所得税率が高く、節税効果が大きい人
  • 自営業・フリーランスの方(掛金上限が大きく節税効果が高い)
  • 退職金が少ない・またはない方(出口の税負担が小さくなる場合があります)
  • 税金を払っている会社員・パートの方で、60歳まで使わないお金として割り切れる方

NISAが向いている人

  • 教育費など、60歳前に使う可能性があるお金がある人
  • シンプルにわかりやすく運用したい人
  • まずは投資を始めたい初心者の方
  • 制度の変化に柔軟に対応したい人
  • 専業主婦や扶養内のパートなど、所得税・住民税がかからない、または少ない人

どちらから始めたらいいか迷っている方は、まずこちらも読んでみてください。
👉 投資初心者が最初にやること5つ

まとめ:迷ったらまずNISA

私は教育費との兼ね合いを考えてNISAを選びましたが、老後資金専用として考えるなら、iDeCoも非常に優れた制度です。

大切なのは「どちらが優れているか」ではなく、自分のお金の使い道やライフプランに合った制度を選ぶことだと思います。

でも教育費がまだかかる方、いざというときのお金を確保しておきたい方、この先の変化に柔軟に対応したい方には、

まずNISAから始めることをおすすめします。

理由はシンプルで、

  • いつでも引き出せる
  • 出口が非課税
  • 制度がシンプルでわかりやすい

この3つです。

私は現在、SBI証券と楽天証券の両方を使っています。

実際に8年以上NISAで積み立てを続けてきましたが、口座開設そのものは10分程度で終わりました。

「投資は難しそう」と思っていた私でも始められたので、まずは口座を作って少額から始めてみるのがおすすめです。

口座選びで迷っている方はこちらも参考にしてください。
👉 SBI証券と楽天証券、両方使った主婦が正直に比較

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※免責事項
本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の投資・税務アドバイスではありません。投資にはリスクがあり、元本割れの可能性があります。税額や制度の詳細は変更される場合があります。実際の投資・税務判断はご自身の責任で行ってください。本記事を参考にした判断により生じたいかなる損害についても、運営者は一切責任を負いません。

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