「ジュニアNISAの子どもがもうすぐ18歳…自動的に何か起きるって聞いたけど、税金はどうなるの?」
そんな疑問を持っている親御さん、多いと思います。
私(ゆかたまご・49歳・税理士事務所フルタイム勤務)も、息子が18歳になる前にいろいろと調べました。
結論からお伝えすると、ジュニアNISAが課税口座(※)に移行しても、NISAで増えた利益にはすぐに税金はかかりません。
※課税口座=普通の証券口座のこと。NISA以外の口座では、利益に約20%の税金がかかります。
でも「課税口座に移行」という言葉を見ると、なんだか不安になりますよね。私も最初はドキッとしました。
この記事では、息子のジュニアNISAが18歳を迎えるまでに私が実際に行ったことと、みんなが誤解しやすい税金のポイントを、実体験をもとに正直にお伝えします。
📝 この記事について
この記事は2026年1月時点の情報をもとに書いています。成人NISAへの移行についても、この時点での制度・手続きをもとにしています。
なお、2027年から開始予定の「こどもNISA」については、現時点で制度の詳細が未確定のため、この記事では考慮していません。こどもNISAについては別記事でご紹介する予定です。制度の変更や最新情報は、ご利用の証券会社にご確認ください。
📋 もくじ
ジュニアNISAが18歳になると何が起きる?
子どもが18歳になると、ジュニアNISA口座は自動的に閉鎖され、成人のNISA口座が新しく開設されます。
手続きは一切不要。証券会社が自動でやってくれます。
私の息子は2007年6月生まれ。2025年6月に18歳になりましたが、成人NISAへの切り替えは2026年1月1日でした。
これは「その年の1月1日時点で18歳になっているかどうか」が基準になっているからです。誕生日が来たからすぐ切り替わるわけではないので、注意してください。
📅 楽天証券による切り替え年の目安
- 2007年1月3日〜2008年1月2日生まれ → 2026年から(息子はここ)
- 2008年1月3日以降生まれ → 2027年から
同学年でも誕生日によって1年ズレることがあります。ご自身の証券会社に確認してみてください。
2025年11月、楽天証券からこんなメールが届きました。
📧 楽天証券からのお知らせ(要点)
- 2026年1月1日に成人NISA口座を自動開設
- お客様のお手続きは不要
- 2021年に買付した商品は2025年12月30日に課税口座へ自動移行
- 非課税を続けたい場合は、対象商品を売却して成人NISAで買い直す必要あり
「こんなメールが来るんだ!」と思った方もいるかもしれません。私もそうでした(笑)。
何もしなくても口座の切り替えは自動で行われます。ただし、「課税口座に移行」という言葉が気になった方も多いはず。これについては後ほど詳しく説明しますね。
息子のジュニアNISA運用実績
まず、息子のジュニアNISAの運用実績をさらっとご紹介します。詳しくはこちらの記事をどうぞ。
ちなみに、そもそもなぜジュニアNISAを始めたかはこちらの記事に書いています。
また、私自身のNISA積立の実績はこちらです。
📊 息子のジュニアNISA運用結果
- 積立金額:384,000円
- 運用期間:約4年4ヶ月
- 最終評価額:656,242円
- 利益:+272,242円(+70.9%)
4年ちょっとで70%以上増えました。インデックス投資のちからをあらためて実感した結果です。
私が年末を待たず2025年10月に売却した理由
実は私、楽天証券からメールが届く前の2025年10月に、ジュニアNISA内の全銘柄を売却していました。
理由はシンプルです。
その時期に株価がとても好調だったので、「年末まで持っていて値下がりしたらもったいない」と思ったからです。
税金対策でも、特別な戦略があったわけでもありません。投資信託なので値上がり・値下がりをそこまで気にする必要はないとわかっていても、運用最終日が決まっていると、やはり値動きが気になってしまいました。好調なうちに売っておこうという、等身大の判断です(笑)。
売却後は現金のまま保有し、息子が18歳になるのを待ちました。
18歳前でも売却・引き出しができる!知らない人が多い制度変更
「えっ、18歳前に売っていいの?」と思った方もいるかもしれません。
実はこれ、2024年からルールが変わっています。
2023年まで(昔のルール)
18歳前に引き出すと、過去の利益すべてにさかのぼって税金が課される厳しいペナルティがありました。だから引き出したくても引き出せなかったんです。
2024年から(新しいルール)
年齢や理由に関わらず、非課税のまま売却・引き出しができるようになりました。
ジュニアNISA口座内での売却はもともといつでも可能でした。私の息子の場合も、2025年10月にジュニアNISA口座内で売却し、現金は証券口座にそのまま置いておきました。この場合、制度変更は関係なく、口座閉鎖の手続きも不要です。
売却後の選択肢は2つ
ただし、引き出し方によって手続きが変わります。
| ①証券口座に置いておく (私のケース) |
②現金として引き出す (知り合いのケース) |
|
|---|---|---|
| 口座閉鎖 | 不要 | 必要 |
| 手続き | 売却のみ | 全商品売却+ 口座閉鎖手続き |
| その後 | 成人NISAで買い直し | 自由に使える |
私は成人NISAで買い直す予定だったので、売却後のお金は証券口座にそのまま置いておきました。口座閉鎖の手続きも不要でシンプルでした。
一方、知り合いは10歳のお子さんのジュニアNISAを売却して現金として引き出したそうです。この場合は全商品を売却したうえでジュニアNISA口座を閉鎖する手続きが必要でした。一部だけ引き出すことはできないので注意してください。
⚠️ 口座を閉鎖した場合のもう一つの注意点
18歳前にジュニアNISA口座を閉鎖すると、18歳になっても成人NISAが自動開設されません。ご自身で申し込み手続きが別途必要になります。知り合いのお子さんも、18歳になったときに自分で手続きする必要があります。
課税口座に移行したら税金はどうなる?よくある誤解を解説
ここが、この記事でいちばん大事なポイントです。
多くの方が「課税口座に移ったら、NISAで増やした利益にも税金がかかるの?」と心配されます。
でも、それは誤解です。
誤解が生まれる理由
課税口座では、投資の利益に対して約20%の税金がかかります。
だから多くの方はこう考えてしまいます。
❌ よくある誤解の流れ
「NISAで272,242円儲かった」
↓
「課税口座に移った」
↓
「利益272,242円に20%かかる」
↓
「約54,000円も税金を取られる!」😱
気持ちはわかります。私も最初そう思いました。でも実際は違います。
正しい仕組み:取得価額がリセットされる
✅ 正しい理解の流れ
課税口座に移行するとき
↓
取得価額が「移行時の時価」にリセット
↓
すぐ売っても利益=ほぼ0円
↓
税金=ほぼ0円 😊
通常、投資の税金は「売った値段-買った値段(取得価額)」で計算します。ジュニアNISAから課税口座に移行するとき、この「買った値段」が移行時の時価に自動的に書き換えられるのです。
| 購入時 | 課税口座へ移行時 | |
|---|---|---|
| 取得価額(基準) | 384,000円 | 656,242円にリセット |
| 課税の対象 | ― | 656,242円を超えた値上がり分のみ |
ジュニアNISAで育てた272,242円の利益は、課税口座に移っても守られています。
参考:SBI証券FAQ「払出し後の取得価額は非課税期間満了時の最終営業日時点の時価。購入時からの損益計算ではない」
「NISA内で売る」と「課税口座移行後に売る」の違いは?
| ①NISA内で売却 | ②課税口座移行後すぐ売却 | |
|---|---|---|
| 税金 | 0円 | ほぼ0円 |
| リスク | 売った時の価格次第 | 移行〜売却までの 価格変動リスクあり |
唯一の違いは、課税口座に移行してから売るまでの間に価格が動いた場合だけ、その差額が課税対象になる点です。すぐ売れば実質ほぼ変わりません。
息子が18歳になってから成人NISAで買い直した
2026年1月、息子が18歳になり、成人NISA口座が自動で開設されました。
10月に売却して現金で保有していた656,242円を、息子名義の成人NISA口座で買い直しました。
これで非課税のまま運用を継続できます。
大学生になった息子が利用している楽天証券はこちらです。
息子がバイト代で自分でも積立を始めた話
成人NISAを開設した息子、実はそこから自分でもバイト代を使って積立投資を始めました。
大学生になって、毎月少しずつ自分で積み立てているんです。
親がずっとやってきたのを見ていたからかな、と思うと、なんだかじんとします。
詳しくはこちらの記事で紹介しています。
息子が高校生の頃に利用していたSBI証券はこちらです。
まとめ:ジュニアNISAの18歳問題、怖くない
ジュニアNISAが18歳でどうなるか、3つのポイントで整理します。
✅ ① 18歳になると課税口座へ自動移行(手続き不要)
✅ ② 移行時に取得価額がリセットされるので、NISAで増えた利益には税金がかからない
✅ ③ 成人NISAで買い直せば、非課税のまま運用を継続できる
私は「株価が好調だったから」という理由で年末を待たずに10月に売却しましたが、12月まで待って自動移行してからすぐ売っても、結果はそれほど変わらなかったと思います。
大切なのは、「どうすれば正解か」を考えすぎて動けなくなることより、まず一歩動いてみること。それがこのブログで私がいちばん伝えたいことです。
楽天証券とSBI証券、どちらがいいか迷っている方はこちらの記事も参考にしてみてください。
子ども名義の口座選びで迷っている方はこちらも参考にどうぞ。

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