※子ども3人家庭のリアルなお金の話です
タカタ株を買ったのとまったく同じ日に、DeNAの株も買っていました。
タカタは14日で-73%の壊滅的な損失でした。
でもDeNAは違いました。じわじわと、5年かけて下がり続けました。
240,200円が197,800円に。▲42,400円(-17.7%)の損失です。
今日は、タカタとは「別のタイプ」の失敗談を正直に公開します。
DeNAという会社を知っていますか?
DeNA(ディー・エヌ・エー)は、スマートフォンゲームやヘルスケア事業、プロ野球球団「横浜DeNAベイスターズ」のオーナーとしても知られる企業です。
2017年当時、私がDeNAの株を買ったのは、名前を聞いたことがある会社だったからです。身近に知っている会社なら大丈夫、という気持ちがありました。
でも、「知っている会社」と「株価が上がる会社」は、まったく別の話でした。
タカタと同じ日に買った理由
2017年6月8日。この日、私はタカタとDeNAの株を同じ日に買いました。
| 銘柄 | 購入単価 | 株数 | 投資額 |
|---|---|---|---|
| タカタ | 479円 | 200株 | 95,800円 |
| DeNA | 2,402円 | 100株 | 240,200円 |
DeNAを買った理由は、実はちょっと個人的な事情がありました。
親戚に横浜DeNAベイスターズの熱烈なファンがいます。DeNAの株を持っていると株主優待で観戦チケット1枚とグッズ購入の割引券がもらえるので、それをプレゼントしていました。
そして、もう一つの理由が株価でした。当時のDeNAの株価は、ピーク時からすでに半額近くまで下落していました。
「ここまで下がったんだから、もうこれ以上は下がらないはず。あとは上がるだけじゃないか」
そう思って購入しました。でも、「半額まで下がった」ことは「底値に達した」ことではありませんでした。株価はその後も上がることなく、じわじわと低迷し続けました。
📌 「落ちるナイフをつかむ」とは?
急落中の銘柄を「安い」と思って買ってしまうこと。タカタもDeNAも、どちらも同じ判断ミスをしていました。下がっている理由を深く考えず、「価格だけ」を見て買ってしまったのです。
5年間、売れなかった理由
タカタは14日で決着がつきました。でもDeNAは違いました。
買った後も株価は下がり続けましたが、倒産するわけでもない。じわじわと、少しずつ、下がっていきました。
そのたびに私は思いました。
「いつか回復するはず。もう少し待てば元に戻る」
これが、5年間売れなかった理由です。
損をしているから売りたくない。でも下がり続けているから買い増しもできない。ただ持ち続けるだけ。投資の世界では、これを「塩漬け」といいます。
📌 塩漬けとは?
含み損を抱えたまま、売るに売れず長期間保有し続けること。その間、資金が動かせなくなってしまう。損を確定させたくない心理が、さらに大きな機会損失を生むことがあります。
5年間で240,200円は完全に「動かせないお金」になっていました。
損益の数字をすべて公開します
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 購入日 | 2017年6月8日 |
| 購入単価 | 2,402円 × 100株 |
| 投資額 | 240,200円 |
| 売却日 | 2022年5月16日 |
| 売却単価 | 1,978円 × 100株 |
| 売却額 | 197,800円 |
| 損失額 | ▲42,400円 |
| 損失率 | ▲17.7% |
| 保有期間 | 約5年 |
240,200円を5年間動かせないまま持ち続けて、最終的に42,400円の損失になりました。
タカタとDeNA、2つの失敗の違い
同じ日に買った2銘柄でしたが、失敗のパターンはまったく違いました。
| 項目 | タカタ | DeNA |
|---|---|---|
| 失敗のタイプ | 急激な暴落・倒産 | じわじわ下落・塩漬け |
| 保有期間 | 14日間 | 約5年間 |
| 損失率 | ▲73.7% | ▲17.7% |
| 売れなかった理由 | ストップ安で売れなかった | 損確定したくなかった |
| 共通の判断ミス | 「安くなったから買いチャンス」という思い込み | |
タカタは「売りたくても売れなかった」失敗。
DeNAは「売れるのに売らなかった」失敗。
どちらも根本にあるのは、「なぜ下がっているのかを深く考えなかった」ことでした。
この失敗から学んだこと
① 損切りラインを決める
「いつか回復する」という気持ちは自然ですが、その「いつか」が来るとは限りません。買う前に「ここまで下がったら売る」というラインを決めておくことが大切だと学びました。
② 塩漬けの「機会損失」を意識する
5年間、240,200円は動かせないお金でした。もし同じ金額をDeNAではなくオルカンに入れていたら、どうなっていたか計算してみました。
📌 オルカンとは?
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の通称です。世界約50カ国・2,900社以上の株式に一度に分散投資できる投資信託で、手数料の安さと使いやすさから積立NISAで人気の銘柄です。
| シナリオ | 投資額 | 現在評価額 | 損益 |
|---|---|---|---|
| DeNA(実際の結果) | 240,200円 | 197,800円 | ▲42,400円(-17.7%) |
| オルカン(2020年7月に同額を一括投資) | 240,200円 | 791,859円 | +551,659円(+229.7%) |
同じ240,200円でも、DeNAは▲42,400円、オルカンなら+551,659円。その差は594,059円です。
損切りできないことは、別のチャンスを失うことでもあります。
③ 「なぜ下がっているか」を調べてから買う
「安くなった=お得」ではありません。下がっている理由が解決しない限り、さらに下がり続けます。買う前に、なぜ株価が下落しているのかを必ず確認するようにしました。
まとめ
- DeNA株:240,200円 → 197,800円(▲42,400円 / ▲17.7%)
- タカタと同じ日に、同じ理由(安くなったから)で買った
- 「いつか回復する」と思い、5年間売れずに塩漬けになった
- タカタは急激な暴落、DeNAはじわじわ下落。失敗のタイプは違っても根本は同じ
- 学んだこと:損切りラインを決める・塩漬けは機会損失・下落理由を調べる
今思えば、投資を始めたばかりのころ、私は「株は安く買って高く売るもの」だと思っていました。
だから、値下がりしている株を見ると「お買い得」に見えてしまう。逆に、投資信託の利回りが数%というのは物足りなく感じて、あまり魅力を感じていませんでした。
でも、タカタとDeNAの失敗を経験して気づきました。「安くなった理由」を考えずに買うことが、一番危ないのだと。お買い得に見えるものほど、落とし穴があることを身をもって体験しました。
数%の利回りをコツコツ積み上げる投資信託の強さが、今ではよくわかります。派手さはないけれど、確実に育っていく。あの失敗がなければ、今の私の投資スタイルにはたどり着けなかったと思っています。
まずはリスクを抑えた投資から始めることをおすすめします。口座開設は無料です。
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※投資は元本保証ではありません。余裕資金の範囲内で、自己責任でお取り組みください。


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