お年玉2万5千円が2ヶ月で消えた。3人で一番お金使いが荒い次女(中2)を、直さない理由

子どものお金教育

※子ども3人家庭のリアルなお金の話です

これまで、投資にハマる大学生の長男の話と、投資に興味のない高校生の長女の話を書いてきました。

👉 大学生の1万円は大人の1万円じゃない|投資する息子に教えている3つのルール
👉 投資に興味のない娘の「保険」|資格を武器に生きる高校生、心配していない理由

長女の記事の最後に「3人いれば3通り」と書きました。今日は、その3人目。中学2年生の次女の話です。

最初に言ってしまいます。我が家で一番お金使いが荒いのは、次女です。計画性がない。欲しいものを我慢できない。貯金が大好きな姉から見ると、理解できないそうです。

それでも我が家は、直そうとしていません。今日はその理由を書きます。


次女のお小遣いは、月1,300円

我が家の中学生のお小遣いは「100円×年齢」。次女は13歳なので、月1,300円です。

これに加えて、我が家には「お手伝いをするとお金がもらえる」仕組みがあります。お小遣いルールの全体像は、こちらの記事にまとめてあります。


お年玉2万5千円が、2ヶ月で消えた

我が家では、お年玉は自由に使ってOKにしています。

今年、次女は2万5千円のお年玉をもらいました。そして、2ヶ月でなくなりました。

使い道は、大好きな漫画と、アニメの推し活です。

次女の買い方には、親から見ると「おや?」と思うところがあります。読んでいる漫画の続きが出るとわかっているのに、関係ない漫画を買ってしまう。それでお金がなくなって、楽しみにしていたはずの新刊が買えない。そんなことを、何度も繰り返しています。

貯金が大好きな長女から見ると、この使い方はまったく理解できないようです。同じ家で育っても、ここまで違うのかと親の私も驚きます。


おじいちゃんの千円と、お手伝い報酬制

以前、次女には「臨時収入」がありました。私の父の家に行くたびにもらう、千円のお小遣いです。

父は一人で暮らしていたので、私はなるべく子どもたちを連れて顔を見せに行くようにしていました。父は何もしなくてもお小遣いをくれようとしましたが、我が家では、草取りや掃除をして「稼いで」帰る形にしていました。父は孫が来てくれて、家もきれいになって嬉しい。子どもは働いてお小遣いがもらえて嬉しい。どちらにとっても良い仕組みだったと思っています。

その父が亡くなり、次女の臨時収入はなくなりました。

今は、家のお手伝いで稼いでいます。といっても、次女はあまり積極的なタイプではありません。それでも、お金がなくなると渋々ご飯作りを手伝って、1,000円を稼いでいます(我が家では、手伝いの度合いによって金額を変えています)。


お小遣いは増やさない。代わりに「得意」に対価をつける

正直に言うと、親としては「お小遣いを増やしてあげようか」と思うこともあります。でも、我が家は3人きょうだい。1人だけ増やすことはできません。増やすなら3人全員。それをやると、家計のバランスも崩れます。

そこで我が家では、それぞれの「得意」に対価をつける形をとっています。

  • 長女:手際が良いので、裁縫や掃除などの細々したお手伝い
  • 長男:工作が得意なので、組み立てなどの大工的な仕事
  • 次女:勉強が得意なので、良い成績を取ると「成績奨励金」

次女は面倒くさがりですが、勉強は得意です。だから、次女が一番力を発揮できるところにお金がつくようにしました。同じ金額のお小遣いをただ配るより、それぞれの得意が家族の役に立つほうが、渡す側も渡される側も気持ちがいい。そう思っています。


それでも「直そう」としない理由

お金使いが荒い次女を見ていて、心配がないと言えば嘘になります。でも、直そうとはしていません。理由は2つあります。

1つ目は、失敗はお小遣いの範囲でしておくのが、一番安い授業だと思っているからです。月1,300円とお年玉の中でする失敗は、いくら派手に見えても、大人になってからの失敗に比べればずっと小さい。「我慢できなくて新刊が買えなかった」という悔しさは、私が口で百回言うより、よほど本人に残ります。

2つ目は、次女なりの工夫が生まれてきたからです。

新刊が買えない次女は、古本を活用するようになりました。メルカリで安く買い、読み終わった本をメルカリで売ることもあります(アカウントは私のものを使い、売る価格は次女と相談して決めています)。

しかも最近は、次女なりの使い分けルールまでできてきました。

📚 次女の使い分けルール

  • まとめ買いするなら → メルカリ
  • 売るのも → メルカリ
  • 一冊だけ欲しいなら → 書店の古本コーナー

お金が足りないなら、安く買う方法と、持っているものをお金に変える方法を探す。誰に教わったわけでもなく、自分の失敗から自分で見つけた方法です。

散財して、困って、工夫する。よく見ると、次女は次女なりに、小さな経済をちゃんと回し始めています。


将来は、書店員になりたいらしい

そんな次女は最近、「書店員になりたい」と言うようになりました。

散財の元凶だった漫画好きが、将来の夢につながっている。保育士を目指してバイトに励む長女と、形は違うけれど、同じことが起きているのかもしれません。好きなものにお金と時間を注いだ先に、その子の道ができていく。そう考えると、あの2ヶ月で消えたお年玉も、無駄ではなかったのかなと思えてきます。


まとめ|3人いれば、3通り

  • 投資で増やす長男、貯金で守る長女、そして使って学ぶ次女
  • お小遣いは増やさない。代わりに、それぞれの「得意」に対価をつける
  • 失敗はお小遣いの範囲でしておくのが、一番安い授業
  • 散財の先に、古本屋やメルカリを使いこなす工夫が生まれた
  • 好きなものへの散財が、「書店員になりたい」という夢につながった

3人きょうだいの3人目は、正直、一番心配な子です。でも、お年玉を使い切って悔しがって、古本の使い分けを編み出して——次女は次女のペースで、経験からちゃんと学んでいます。

お金との付き合い方に、正解は一つではないと思っています。増やす子も、守る子も、使って学ぶ子も、それぞれのやり方で、自分のお金と向き合っていってくれたら。母はそれを、口を出しすぎずに見守っていくつもりです。


📖 3人きょうだいのお金の話・シリーズ

著者:ゆかたまご|子ども3人・税理士事務所勤務・2018年より投資運用中

※本記事は体験談・子育ての考え方の共有を目的としており、特定の教育方法を推奨するものではありません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました