企業型確定拠出年金とは?封筒が届いて初めて知った仕組み
夫の会社から年に2度「確定拠出年金のお知らせ」という封筒が届きます。マイナス3年からスタートした確定拠出年金ですが、18年間コツコツ続けた結果、掛金が1.9倍になりました。今回はその道のりをお伝えします。
2008年にお知らせが届いたとき、「評価損益」という箇所がマイナス表示になっていました。気になりましたが、内容を見てもなんのことやら分からず、とりあえず保管しておきました。
2009年もマイナス
2010年もマイナス
2011年もマイナス
さすがに心配になって夫に聞いてみました。(聞くの遅いですよねー…この頃、子供が小さくて時間と心に余裕がなかったんです)
夫が言うには、退職金の一部を運用しているとのこと。会社の説明を聞いて「ややアクティブに運用する」というモデルに沿って商品を選んだようです。でも、マイナスについて聞いてもよく分かっていない様子でした。
そこで、確定拠出年金(企業型)について自分で調べてみることにしました。
会社の説明資料を読んでわかったことをざっくりまとめると、
- 夫の会社では退職金の一部を確定拠出年金として積み立てる仕組みになっています(会社によって退職金とは別枠で設けている場合もあります)
- 自分で運用するので、選ぶ商品によって受け取る金額が変わる
- 原則60歳から受け取れるが、通算加入期間が10年未満の場合は受給開始年齢が遅くなる場合がある
- 利益が非課税になる
- 受け取るときに大きな控除がある
仕組みはなんとなくわかったのですが、「評価損益マイナスって大丈夫?積み立てた金額より減ってるってこと?」とますます不安になりました。
マイナス続きで気づいた「商品選びの重要性」
選べる商品の種類を調べてみた
本を買って読んだり、インターネットで調べたりした結果、薄ぼんやりとわかってきたことがありました。
会社が提携している運用会社によって選べる商品が違うようですが、うちが積み立てている信託会社の商品は大きく、
- 元本確保型:銀行預金に近いイメージ。増えないけど減らない。
- 投資信託:選んだ商品によって増えたり減ったりする。
の2つに分かれていました。投資信託の中にはさらに細かく種類がありますが、ざっくり「リスクが低い順」に並べるとこんな感じです。
| 商品の種類 | リスク | 一言で言うと |
|---|---|---|
| 元本確保型 | ほぼなし | 銀行預金に近い |
| 国内債券型 | 小 | 比較的安全 |
| バランス型 | 中 | 株と債券を混ぜたもの |
| 国内インデックス株式型 | 中 | 国内市場全体に連動する |
| 海外インデックス株式型 | 中〜大 | 為替リスクも加わる |
| 国内株式アクティブ型 | 中〜大 | コスト高・銘柄は運用会社が選ぶ |
| 新興国株式型 | 大 | ハイリスク・ハイリターン |
見直しをしたのが40代で、まだリスクをとっても良いと判断し、毎月の掛け金を国内・海外の債券とインデックス株式に振り分けて運用を続けることにしました。
18年間コツコツ積み立てた結果【掛金の1.9倍に】
あれから現在2026年まで、約18年の月日が経ちました。
結果は、プラスになっています!
思い返せば失敗したな、損したなと思うことも多々ありましたが、初めて拠出した時点からみると、現時点で掛金合計の約1.9倍になっています。
コロナ禍では焦ってスイッチング(※)してしまい、大きな機会損失になりました。あのとき動かさなければ、もっと利益があったと思います。でも、そこで辞めなかったことが今の1.9倍につながっています。
💡 もし18年前に戻れるなら、私はこうします
今の知識があれば、最初から国内株式・外国株式・国内債券・外国債券を各25%ずつの均等配分にしていたと思います。実はこれ、国の年金(GPIF)が採用している配分と同じです。
そして暴落しても焦ってスイッチング(※)せず、そのままコツコツと継続します。相場が下がっているときこそ、安く買い続けるチャンス。積立投資はコツコツ継続するのが正解だと、今は確信しています。
「何から始めればいいかわからない」という方は、まずこの均等配分を参考にしてみてください。
※スイッチングとは、今まで積み立ててきた資産を別の商品に乗り換えること。「下がってきたから安全な商品に移したい」という気持ちからやりがちですが、その後に相場が回復したとき、値上がりの恩恵を受けられなくなってしまいます。
確定拠出年金で学んだ3つのこと
18年間運用してきて、今だから言えることをまとめます。
① 積立投資は時間が最大の味方
相場が良い時も悪い時も、コツコツ積み立てていくのが一番です。売ったり買ったりするものではありません。結果が出るには時間が必要ですが、時間が強い味方になってくれます。
② 手数料(信託報酬)は必ず確認する
成長株はリターンが大きそうに見えますが、手数料が高い商品は長期的に不利になります。インデックス型の低コスト商品を選ぶのがおすすめです。
③ 失敗しても続けることが大事
コロナ禍で焦ってスイッチングしてしまい、大きな機会損失になりました。でも、失敗しても辞めずに続けたことが、今の1.9倍につながっています。
📚 私が確定拠出年金を勉強するきっかけになった本
投資初心者だった私が一番参考にしたのが、経済評論家・山崎元さんの著書です(超簡単お金の運用術/出版:2008年)
全面改訂 超簡単 お金の運用術 (朝日新書)難しい言葉を使わず、シンプルでわかりやすく書かれているので、投資が初めての方にも読みやすいと思います。この本をきっかけに確定拠出年金への理解が深まり、その後NISAを始めるきっかけにもなりました。
今は確定拠出年金向けにアップロードされた本が出版されています。

確定拠出年金の教科書
まとめ:まずは知ることから始めよう
マイナス続きから始まった確定拠出年金ですが、コツコツ積み立て、コツコツ勉強し、紆余曲折しながら今に至っています。
私は特に勉強が得意でも好きでもありません。でも、何もやらないよりは良い結果になっています。
活字が苦手ならYouTubeなど動画を活用するのがオススメです。ただし、発信者一人の話を鵜呑みにせず、たくさんの意見を聞いて最後は自分で判断することが大切です。
確定拠出年金やNISAが気になっているなら、まずは知ることから始めましょう。少し理解したら、少しやってみる。失敗することが成功への近道だと思います。
みなさんの資産が増えますように。。


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