※子ども3人家庭のリアルなお金の話です
投資を始めたばかりのころ、こんな本を読みました。
「投資を始めるなら、自分が良いと思う身近な会社の株を買ってみよう」
なるほど、と思いました。知っている会社なら、何をしている会社かわかる。それが株を選ぶ基準になる、という考え方でした。
そうして買ったGoogleの株を、私は$985で売りました。「やった!+41%の利益だ!」と喜んで。
でも、持ち続けていたら今ごろ約11倍になっていました。
📝 この記事について
この記事は私個人の体験談です。株式投資をおすすめするものではありません。投資の判断はご自身でお願いします。
目次
米国株を選んだ理由——1株から買えるから
投資を始めたころ、日本株は100株単位でしか買えませんでした。1株が1,000円の株でも、買うには10万円必要です。気軽に試せる金額ではありませんでした。
一方、米国株は1株から買えます。1株が$100(当時1万円前後)なら、1万円で試せる。これが米国株に興味を持ったきっかけでした。
そして「身近で良いと思う会社の株を買う」という考え方と合わさって、GoogleやAmazonの株を1株ずつ買い始めました。
Googleを5で買った話
2016年2月、Googleの株を3株購入しました。1株あたり$695、合計$2,085です。
当時のGoogleは検索エンジンとしてすでに日常に欠かせない存在でした。「これだけ世界中で使われているなら、これからも伸びるはず」という気持ちで購入しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 購入日 | 2016年2月 |
| 購入単価 | $695 × 3株 |
| 投資総額 | $2,085 |
5で売って大喜びした。でもその後……
2017年6月、Googleが$985になったとき、3株すべてを売りました。
+41.7%の利益です。「こんなに上がった!」と大喜びでした。
でもその後、株価はどんどん上がり続けました。$1,000、$1,200、$1,500、$2,000……
「売らなければよかった」と思いながらも、高くなりすぎて買い直すこともできない。それでも結局2020年に$1,407で買い直しました。あのとき$695で買えたのに、同じ株を$1,407で買うことになったのです。
持ち続けていたら、今いくらになっていたか
2022年7月、Googleは20分割を行いました。1株が20株になりました。
2016年に3株買っていたとしたら、分割後は60株になっています。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 2016年の投資額 | $2,085(3株) |
| 2017年の売却額 | $2,955(+41.7%) |
| もし持ち続けていたら(2026年5月時点) | $23,220(約11倍・+1,014%) |
$985で売って+$870の利益。でも持ち続けていたら+$21,135の利益になっていました。
「あの時売らなければ」——投資家なら誰もが経験するもどかしさを、身をもって体験しました。
Amazonでも同じことをくり返した
2020年4月、Amazonも2株 @ $2,040で購入しました。コロナ禍でネット通販が急成長していた時期です。
その後株価が上がり、2021年4月に1株を$3,380で売却(+65.7%)。「また上がった!」と思いました。
でもその後もAmazonは上がり続け、2022年には20分割も行われました。売った株はどんどん高くなっていきました。Googleとまったく同じパターンでした。
「身近な会社」ディズニーで-52.7%の失敗
「身近で良いと思う会社の株を買う」という方法は、成功ばかりではありませんでした。
ディズニーも「身近で誰もが知っている会社」として購入しました。でも結果は▲52.7%の損失でした。
❌ 「知っている会社=良い株」は通用しない
クックパッド株でも同じ失敗をしました。サービスをよく使っている、知名度が高い——それだけでは株価は上がりません。
個別株で学んだこと
① 買うより「売らない」が難しい
Googleを$985で売ったとき、それは正しい判断のように見えました。+41.7%の利益。でも本当の利益は、持ち続けた人が手にしていました。優良株を持ち続けることの難しさを実感しました。
② ルールを決めても、気になって仕方ない
「+30%になったら売る」というルールを決めてみたこともあります。でも実際にそのルール通りに売ると、その後もどんどん上がっていく。「やっぱり持ち続ければよかった」と後悔して、また高値で買い直す。
優良株かどうかの判断も、私には難しかったです。「この会社はこれから伸びるのか」「今の株価は適正なのか」——調べれば調べるほど、正解がわからない。そのストレスが積み重なっていきました。
個別株は自分には向いていないと気づきました。
③ だからオルカン積立に落ち着いた
設定したら見なくていい。売り時を考えなくていい。オルカンの積立はその悩みをすべて解消してくれました。
オルカンとはeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の通称です。世界約50カ国・2,900社以上に分散投資できるローリスクローリターンのインデックス投資信託で、手数料が低く、利益を自動で再投資する仕組みのため長期運用に向いています。個別株のように「どの会社を選ぶか」「いつ売るか」を考えなくていいのが最大の魅力です。
個別株の経験があったからこそ、ほったらかし投資の価値がわかりました。
まとめ
- 米国株は1株から買えるのが魅力(当時の日本株は100株単位)
- Google:$695で購入→$985で売却(+41.7%)→持ち続けていたら約11倍(+1,014%)
- Amazon:$2,040で購入→$3,380で売却→その後も上昇が続いた
- ディズニー:「身近な会社」でも▲52.7%の損失
- 学んだこと:個別株は「買い時」より「売らない」判断の方が難しい
- 「+30%で売る」ルールを決めても、売ったらまた上がる→また買う→のくり返し
- 優良株かどうかの判断が難しく、個別株は自分にはストレスになった
- だからオルカン積立(eMAXIS Slim全世界株式・ローリスクローリターンのインデックス投資信託)に落ち着いた
Googleを売ったことを後悔しているか、と聞かれれば——正直、今でも少し後悔しています(笑)。でもあの失敗があったからこそ、今の自分の投資スタイルにたどり着けたと思っています。
私が使っているのは楽天証券とSBI証券です。どちらも米国株・NISAに対応しています。
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※投資は元本保証ではありません。余裕資金の範囲内で、自己責任でお取り組みください。過去の実績は将来の成果を保証するものではありません。

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